送別会の季節
アルバイト先の送別会だった。今年もこの季節か、と思いながら泣かないように、とウォータープルーフのマスカラを二度塗りした。
7cmヒールのパンプスを履いて歩くのももう慣れてきてしまったな、と感じている。
すこしかかとの方が脱げたりするけど、ちゃんと歩けている。
2次会で飲みすぎて酔っ払ってしまって、後輩や同期に散々迷惑をかけてしまって反省した。それでも卒業した先輩たちと就活の話やこれからの人生のお話をしていると人生はほんとうに夢だらけなんだな、と改めて感じた。
小さい頃から両親の隣でドラマを見て育ったので、ドラマの中の東京がキラキラして見えたし、東京に行けばたくさんの素敵なことが待っているのだろうとも期待していた。
実際には東京ではなく、横浜に進学で出てきたのだけれど、思った以上に平凡だなと感じた反面、予想もしなかったことが起こりうるんだなと実感した。
いまでも都内に行く際に乗る電車から見える景色にはドキドキしてしまうし、ドラマの中でふとした瞬間にでてくる橋なんかを見て、すこしくすぐったい気分になったりする。
ドラマにこうやって影響される人はもう少なくなってきているのかな。おセンチになっちゃうとドラマのことを考えてしまう思考回路、いい加減改善していきたいなって思う。
就活がはじまった
就活がはじまった。
なにをしているのか、と聞かれると答え方に困る。
しかし、自分が行きたい航空業界の対策は少しであるがやってみている。
慣れないヒールを履いて、友だちにバカにされたり、アイラインの引き方やアイシャドウの色で悩んだりする毎日が楽しかったりする。
就活用と意気込んて買った腕時計は、わたしを大人の女性にしてくれるし、これから相棒になってくれるんだろう、と考えるととてもいい気分だ。
どの企業にエントリーしたかもわからずいると、大変気分が悪いので、無印良品週間をいいことにルーズリーフのバインダーと仕切りを買ってきて、一つ一つの企業と職種でまとめを作ったりしてみた。
いくらほぼ日手帳のカズンを使っていても情報が収まりきらず、ストレスとなってしまうために、この方式はわたしに合っているなあと感じた。
来週から怒涛の説明会ラッシュ。
スーツを着て、5cmヒールのパンプスを履いて都内へ行くのだ。
絶対にわたしは青い翼で世界中を駆け回ってやる。
12月7日
昨晩アルバイト先の先輩と飲みに行って、普段は食べなかったお刺身を食べ、その傍らにワンカップ日本酒を飲みながら、わたしの失恋の話をしたりした。
泥酔するわけでもなく、本当にいい感じに酔っ払ってしまって、家に帰るなり自分の部屋に寝転がってしまった。あの時の、頭のふわふわ感がいちばん気持ちいい。
朝起きるとからだがすこし熱っぽく、お腹もぐるぐるしていたので、きっと慣れない食事をしたからであろう、と無理やり理由をつけた。
大学の友だちに起こしてもらったけれど、それと同時に「きょうは大学に行かない」宣言をされてしまい、わたしも自主休講してしまおうか1時間悩んで、これ以上休むと後がないと言い聞かせて朝シャンした。
ノリで買ってしまったオリエンタルトラフィックの5cmヒールのパンプスを履いて大学に行ったけれど、行く途中で足が悲鳴を上げたのと、朝ごはんを食べていなくて元気が出なかったのとで駅前のドトールに駆け込んでモーニングのAセットを食べた。
大体ドトールのモーニングセットは軽いサンドイッチとドリンクがついて390円であるのに対して、スターバックスはトールサイズのスターバックスラテだけで399円である。わたしはドトールでモーニングセットを注文するたびにこのことを思い出してしまう。
大学に着いて、授業を受けたけれどちんぷんかんぷんで、「きょうはこのまま帰ってしまおうかな」とまた自主休講を企てたが、自分に喝をいれたのできょうの授業はすべて受けて帰ることができた。
とても当たり前のことだけれど、いまのわたしにとってはクリアすることが少しむずかしいので、クリアできたらめいいっぱい褒めるようにした。
あしたもちゃんと起きて生活したい。
Javaをやっぱりやり直したい
大学3年生になって、配属された研究室でいやいやJavaの勉強をさせられた。
何が行われているかまったくわからないソースコードを渡され、それをいじりながら勉強していく、といったスタイルだった。
わたしは問題文の意味も理解できなかったし、Javaの文法なんてもってのほかだった。夏までそんな感じで毎週苦痛でしかなかったし、劣等感以外の何も感じなかった。
その積み重ねでいまも研究室で行っていることのほとんどが理解できていない。というより理解しようとしていない。
このまま卒業研究に突入してしまったら確実に危ないのはわたしが一番わかっている。こうなったら今一度Javaを勉強し直してみようと考えた。
使う教材は「スッキリわかるJava入門 第2版」。
これをとりあえず読む、といった方式を取ろうと考えた。
途中で出てくるソースコードはひとつひとつ打ち込んでからだで覚えたいところであるが、アルバイトやその他の授業で忙しい時があるので、臨機応変に対応したい。
そこで、このはてなブログには勉強したログを取ることにした。フォーマットは考えてないけど、勉強した時間と内容は必ず書き、わかったこと、わからなかったことのメモまで残せると良いのではないかなと考えている。
とりあえず明日からすこしずつ進めます。
12月5日
夜更かしをしたために、何度寝したかわからないくらいアラーム音にうなされた。何にもやる気が起きなくて、バイト仲間に「人生がわからない」と相談したら「考える時間が無駄だよ」といったもっともらしい回答が返ってきたのを思い出していた。
とりあえず、と思って手元に届いてから3日間放置していたリクナビの就活雑誌を開封して読んだ。「先輩の声」としてインタビューを受けている人たちの学歴ばかりに目がいってしまう。こんなはずじゃなかったのに、と一番言ってはいけない言葉が浮かんできて、すぐにかき消した。
なにをすれば向かってくる就活に太刀打ちできるのか明らかにはならず、メモ帳に「ストッキング、就活用の靴、シャツ」と箇条書きするしかなかった。
あしたあたりにもう一回就活サイトで自己分析してみようと思った。
洗濯機を2回まわして、きのうの夜に作ったピーマンの肉詰めを食べた。
教授が「他流試合」と題して授業外課題を無言の圧で押し付けてくるので、そのミーティングをしに大学へ向かった。夕方の5時なのに夜みたいに真っ暗で、いよいよ冬なのかと感じた。
言い方が悪いけど、生産性のないミーティングだったなと感じてしまった。アジェンダを作ったほうがまだ進みそうだなと考えた。
そのままの足で、いかにもという枕詞がつきそうな中華料理屋さんへ行って夜ごはんを食べた。久しぶりに食べた餃子がおいしくて、3つも食べてしまった。生ビールがまだおいしいとは思えないので子どもである。結局、その生ビール1杯しかお酒を飲まなかった。
あしたからまた学校。ちゃんと生活をすることがいちばん大切、と自分に言い聞かせる。
11月30日
友だちに電話で起こしてもらって、朝シャンして大学へ行った。
いつもより長い道のりを歩いてへとへとになってしまったけど、とてもいい運動だったのではないかと思う。
Webサービスの歴史やこれからWebサービスはどう変わっていくのかということについての講義を聞き、教授がプリントに目をやりながら読む横文字やアルファベットのいくつもについて、ずっとわからないまま、それからあとで調べなきゃと思ってノートにメモをするばかりだった。
お昼ごはんにおいしいナンとカレーを食べる。その足で研究室に戻り、課題レポートを一貫性のない考察で締めくくり、提出した。
ダッシュで駅まで向かい、脱毛サロンへ行く。きょうの担当の人は、とても気が利くお姉さんだったなと感じた。もう2年くらい通っているとそういうのがわかるようになってしまう。
帰り道で本屋さんに寄り、大好きなファッション誌を手にとってぱらぱらとめくったら、シンプルで女の子らしさが溢れている黒のハイヒールが目に入って、ドキッとした。詳細を見ると、そこにはカタカナで「クリスチャンルブタン」と書かれていて、どこに行ったら買えるのだろう、と感じた。
クリスチャンルブタンの存在を知ったのは1年ほど前で、本当につい最近である。海外ドラマ「Gossip Girl」を見ていて知った。主人公のセリーナがよく履いている靴らしい。はじめてシーズン1の第1話を見たとき、あんなにドロドロしているとは思わなかったし、ブレア・ウォルドーフがこんなにひどい人だと思わなかった。今年の夏に全シーズンを見終えたのだが、わたしはこれからずっとブレア・ウォルドーフのファンだと思う。いじめっ子だけど、それには自分が1番でいなければいけない確固たる信念があって、惚れ惚れしてしまう。わたしも強い女性になりたい、と改めて感じた。
何も買わずに本屋さんを出て、郵便局でミッフィーの切手を買い、妹へポストカードを出した。自分宛てに郵便物が届くうれしさを感じてほしい。
夜ごはんを作り、今週の「逃げるは恥だが役に立つ」を見ながら食べた。見るのは2回目だったけれど、登場人物の心の声がナレーションされるシーンを食い入るように見た。セリフのひとつひとつにいろんな思いが重ねられていることを考えるのが好きである。
あしたから12月。映画の日なので、朝イチで「湯を沸かすほどの熱い愛」を見ることにした。予告を見る限り、わたしが好きそうな感じだった。
スキンケアをしっかりして眠る。